第4回 編集プロダクションフェア
今回は、心機一転、新しくできた東京・神保町の日本出版クラブで開催しました。日本の出版文化の中心地ともいえる会場には、多くの出版関係の方がお見えになりました。
開催日: | 2019年3月14日(木) | |
時 間: | 15:00~20:00 | |
場 所: | 日本出版クラブホール・会議室 | |
参加者: | 約 300名 | |
構 成: | ||
(1) 作品展示&会員社展示コーナー (2) 編集なんでも相談コーナー (3) 特別講演会 三島邦弘氏 ((株)ミシマ社 代表) 「いま、本の世界がおもしろい」 出版不況の中、「原点復帰」をモットーに一冊、一冊に魂をこめて本作りをすすめるミシマ社。年間の出版点数を絞り込み、話題の本を次々と世に送り出す推進力はどこから生まれるのか? また、取次会社を通さず、書店との直接取引をおこなう営業戦略の目指すところは何なのか? |
第4回編集プロダクションフェアは、昨年夏にできたばかりの新しい日本出版クラブをお借りして開催されました。
会場入口ロビーの目を見張るような本棚のディスプレイに象徴される、多くの出版社・書店がある出版文化のメッカ・神保町が会場だけに、出展社のみなさんも、これまで以上に力の入ったブース作りをされていました。
開催時間が会場の都合で昨年より若干短くなりましたが、神保町での開催ということもあってか、大勢のお客様にご来場いただくことができました。
隣接する特別講演の会場には比較的早い時刻からおいでになるお客様もいて、講演は席を追加するほどの盛況でした。
京都からご足労くださった三島邦弘氏は、独自のユニークな発想によるミシマ社の出版への取り組みを、実例を交えながらわかりやすく語ってくださいました。大きな手振り身振りを交えながらのお話しから本を愛する熱い心が伝わり、聴衆はときには笑い声もあげながら、熱心に聞き入っていました。
特別講演会
時 間: | 16:30~18:00 |
場 所: | 同会場 |
講 師: | 三島邦弘(みしまくにひろ)氏 (株)ミシマ社 代表 |
題 目: | 「いま、本の世界がおもしろい」 |
- (講師プロフィール)
- 1975年、京都生まれ。京都大学文学部卒。1999年4月、PHP研究所入社。その後一社を経て、2006年10月、株式会社ミシマ社を設立。著書に『計画と無計画のあいだ』(河出書房新社)、『失われた感覚を求めて』(朝日新聞出版)。近年は、書店の利幅を4割にする「コーヒーと一冊」シリーズ、売り方の可能性を探ったシリーズ「手売りブックス」や、年に一度刊行する「ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台」など、流通と本作りの両方から「次世代の出版」を模索する動きをつづけている。