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粕谷明博氏公演「品質保証としての校正・校閲デジタル時代に身につけたいスキルと知識」

 校正は説明しづらい仕事で、なかなか理解が得られず、誤解も多い。

 編集者と校正者にも、意思の疎通がうまくいかないことがある。

 また、校正のやり方は現場によって違うし、校正記号も出版社や印刷所のハウスルールがあったりする。

 DTP以前の本づくりは、閉ざされたプロの職人芸の世界だったが、デジタル化の時代になり、出版が誰でも参入できるものに解放された一方で、プロどうしでは当たり前だった技術や暗黙の了解が、通用しなくなってきた。

 校正の仕事について、私たちは、デジタル化の時代にふさわしい、新たな共通理解をもつ必要がある。


1.校正者のリスクマネージメント──ヒューマンエラーを防ぐ


【校正の目的】

(1)リスクマネジメント

 本という商品を販売する前に、瑕疵がないか事前にチェック。

 ・情報誌の広告……住宅の価格からゼロが1個抜け落ち、一桁安くなる。

 ・子ども向け図鑑……毒キノコをまちがえて食用と記載し回収。ニュースにも。

(2)言葉のエンパワメント(後述)


【校正の歴史】

 ・日本では奈良時代には職業校正者がいた(国家事業としての写経)。

 ・中国では約2000年前の後漢時代に、校正専門の役職があった。


私たちが学ぶのは、活版印刷以降150年の近代校正術。そこには、現在のデジタル化の嵐の中でも、有効なノウハウがたくさんある。当たり前すぎて、もしかしたらその価値に気づいていないかもしれないノウハウを、おさらいする。


(A)校正の知恵袋

●校を重ねる

 初校、再校、三校と、何回も校正刷を出して校正……いちばん基本のリスクマネジメント。

 初校了(初校のみで責了とする)はこわい。


●目を変える

 複数の目を通すと、一人の目では気づかない誤りや問題に気づくことができる。

 ・編集者、校正者、デザイナーというふうにチェックする人を変える。

 校正者も一人でなく二人で見るなど複数で。

 ・同じ一人の人間でも、シチュエーションをいろいろ変える。

 朝と昼と夜。職場と自宅と喫茶店やファミレス、あるいは図書館で読む。

 紙のゲラ、パソコンのディスプレイ、タブレット、スマホで見る。


 ジェームズ・リーズンのスイスチーズ・モデル。

 穴の開いたチーズの1枚1枚は防護壁を表し、一つのフィルターをすり抜けても、多くは他のフィルターでミスを防ぐことができる。まれにすべてのスライスを貫通してしまう穴が存在し、重大事故が発生。

 「校を重ねる」と「目を変える」は、このチーズのスライスを増やし、有効にするための方法。



●目だけで追わない

 指先やペン先を使って、一文字一文字、触れるように文字を追う。目だけで文字を追うと、かならず見落としをする。


【校正12の知恵】

 アナログ時代から継承されてきたさまざまなノウハウ。

(1)校を重ねる/目を変える

  フィルターを何重にもする。複数の人が見る。時間や場所を変えて見る。

(2)文字を目だけで追わない

  指先やペン先で文字を1つずつなぞるように確認していく。

(3)蟻の目、鷹の目。木も見て森も見る

  1度目は細部に注意を払い、2度目は全体を見渡す。ミクロとマクロ、常に2つの視点を。

(4)引っかかったところをそのままにしない

  辞書を引く手間を惜しまない。人にたずねる。あきらめない。

(5)偉い先生でも遠慮はかえって失礼

  疑わしきは罰する。すべては“まちがいのない、よりよい本”のために。

(6)相手に伝わりやすい校正を

  赤字や疑問出しは明快・簡潔、相手に失礼にならないように。情報の共有。

(7)いろんな可能性を考える

  複数の辞書や資料にあたる。答えは1つと限らない。単純な誤植も原因を想像する。

(8)ムリは見落としのもと

  精神主義や根性では校正はできない。疲れたり体が固まってきたら、意識的にひと息つく

(9)だいじょうぶと思わない

  あらゆることに用心する(不安や不信に駆られることとはちがう)。思いこみと過信に注意。

  タイトルや見出し、著者名など目立つ大きな文字も要注意。

(10)正しい日本語はない

  言葉は“生き物”で“生もの”。辞書や参考書は言葉を理解するひとつの体験。

(11)ひとりで判断しない

  とくに差別表現や性表現、プライバシーや権利関係、著作権。

(12)ディスプレイでの校正は見落としのもと

  面倒でも紙に出力して読む。


 小著『校正のレッスン』(改訂3版、出版メディアパル)122頁に「校正の知恵袋」として詳述。


(B)共通語としての校正記号


●明快で簡潔な赤字

 「世界共通語」としての校正記号。適確に使えると、スムーズかつ正確にコミュニケーションできる。

 赤字は明快かつ簡潔に。複雑な引き出し線や紛らわしい指示・読みにくい字は、誤りの元。一目見て伝わる赤字は、リスクマネジメントであり、作業効率を高める。

 校正記号はJISの規格にまとめられたが、バリエーションも多く、迷うことも多い。小著『校正のレッスン』では、少なくともこれだけは、というものを巻頭に掲載。さらに実践的な校正記号を学べるワークブック「校正記号の練習帳」も収録。ご自分の赤字の入れ方の振り返りにご活用ください。


●過剰なていねいさ

 著者や編集者への疑問出しが、ていねいになりすぎて繁雑になってきている?

 (例)ただ「トル?」だけですむことを、「ない方がよいのでは?」と添え書き。明らかにおかしい用語について「OK?」だけでは伝わらず、何が問題か説明しなければならない、など。

 校正記号は簡潔であることを旨とする。けっして上から目線なわけではない。あまり相手の気持ちを忖度しながらでなくてよい。

 編集者のみなさんには、校正からのチェックをそのまま右から左へと著者に伝えるのではなく、編集の判断で取捨選択をしたり補足したりしてほしい。編集者と著者、編集者と校正者のコミュニケーションがとれていると、疑問点の確認も明快で適確なものにできる。


●差し替えは後戻り

 著者校正で、赤字が多く入りすぎた箇所を、まるごと新しいテキストデータに差し替えるのは新組であり、印刷所にとっても校正者にとっても、すべて一からやり直さないといけなくなる。

 たとえ差し替えがやむをえない場合でも、共有しておきたい共通認識。




2.一文字一文字に愛を注ぐ──違った目で見る


(A)一人読み合わせ校正

 読み合わせ校正……一人が声を出してゲラを読み、もう一人が原稿を目で追って確認する、引き合わせ校正の一つ。読み手は聞き手に対して、用字や送りがな、約物(記号類)などもわかるように読み上げる。


【例1】

 しらとりキッズ・フェアは、今月二〇日まで。担当:白河までお問い合わせください。

     ↓

 しらとり(かな)キッズ(カタカナ)(中黒)フェア(カタカナ)は(点)今月二〇日(ニーマルにち)まで(丸)担当(コロン)白河(白いかわ、かわは“さんずい”)までお問い合わせ(「い」「わせ」送り)下さい(「くだ」漢字)(丸)


 この二人一組の対面型読み上げ校正を、簡略化して黙読に取り込んだのが、「一人読み合わせ校正」。

 ゲラを目だけで追わずに指先やペン先で触れて読むことにプラスして、さらに一段階、一文字一文字に神経を集中し、立ち止まったり気づいたりすることができる。


(B)読み替えていくほど漢字はわかる

 一人読み合わせ校正は、同音異義語の誤変換のチェックにも有効。


【例2】

 非情の時には必ず窓を解放しましょう。

     ↓

 非常の時には必ず窓を開放しましょう。


 「非情」=「情けにあらず」、「解放」=「解き放つ」と読み替えると、“情けでない時には窓を解き放ちましょう”では文脈にそぐわないことに気づく。

 ここは、「非常」=「常にあらず」、「開放」=「開け放す」とあるべき。


【例3】

 リラックスした新人の隣でベテランの堅い表情が対称的だった。

     ↓

 リラックスした新人の隣でベテランの硬い表情が対照的だった。


 「かたい」は、固い・硬い・堅いとあるが、熟語化すると、それぞれ「固体」「硬質」「堅実」。意味の違いによる使い分けがわかる。

ここでは「堅実」ではなく「硬質」が適当。

 対照的/対称的は「コントラスト」と「シンメトリー」に置き換える。

 漢字は、音読み・訓読みを入れ替えたり、熟語を読み下したり、新たに熟語を作ったり、外国語に置き換えたりしてイメージを広げると、立ち止まって考えることができる。



3.見た目で変わる伝わり方──読みやすさと活字の肉声


(A)美しい組版

 文字情報には、伝達される内容のほかに、見た目が与える印象という、もう一つの情報がある。


【例4】


InDesignの初期設定を変更。

 ・強い禁則 → 弱い禁則

 ・ぶら下がり:なし → 標準

 ・禁則調整方式:追い込み優先 → 追い出し優先

 ・文字組み:行末約物半角 → 行末受け約物全角/半角

 ・日本語段落コンポーザー → 日本語単数行コンポーザー

 ・分離禁止文字に追加:─(U+2500)


『+DESIGNING』の「おぢんの文字組みアキ量設定」を活用。

http://www.plus-designing.jp/pd/mjk/pd_mjk.html


 例4への赤字の入れ方。


【例5】


 文字組の美しさは、文字情報の読みやすさを示す3要素──可読性(Readability)、視認性(Visibility)、判読性(Legibility)と大きく関わる。


(B)何のため? 表記の統一

 表記によって変わる印象や読みやすさ……デザインや文字組とはまた別に、文字情報の見た目を左右する第3の問題。


●表記統一3本の柱

(1)読者に寄り添う。

 読者層が小・中学生なのか、20代~30代の女性なのか、50代~60代の男性なのかで、求められる表記は異なってくる。

 また、1冊の本や一つの誌面で表記が無秩序にバラバラでは、読者が混乱してしまう。


(2)作者に寄り添う。

 一つの作品に複数の表記があるとき(表記に揺れがあるとき)、作者はほんとうはどう書きたかったのかを中心に置いて考える。

 (例)使い分けでない一人称の「私」と「わたし」→多出にそろえる。しかし、最初はずっと「私」だったのが、最後のほうになって「わたし」になった場合は、多出にそろえるのがかならずしも正しいとは限らない。


(3)作品そのものに寄り添う。

 作品を、作者からも独立した存在としてとらえ、読者でも作者でもなく、作品そのものの求めに応じて表記を考える。

 (例)作品にとってぴったり来る表記として、「わたし」でも「私」でもなく、「ぼく」がよいということも。


●統一することの危険性

 表記の揺れを「そろえますか?」と指摘することで、作者が無意識のうちに使い分けている、微妙なニュアンスを消し去ってしまうおそれも。


 表記辞典や新聞社・通信社のハンドブック……常用漢字表がベース。常用漢字表に入っている字を全部、漢字にしなければならないとしたら、日常の感覚よりかなり漢字が多くなり、硬く読みにくい印象の文章になってしまう。


●文芸書での表記統一の例

 著者の表記(原稿の表記)を最大限尊重しつつ、最低限の統一をほどこす。


 ・漢字の字体……常用漢字表と人名用漢字別表にある漢字は表の字体に従い、常用漢字表にない漢字(表外字)は正字体(康煕字典体)とする。

 ・漢字の使い分け……原稿どおり。誤りや不適当な可能性があるときは、著者に確認する。

 ・送りがな……統一する。

 ・漢字/かな……原稿どおり。基本的な語で、使い分けでないときは、統一の確認をする。

 ・カタカナ語……使い分けでないときは、統一の確認をする。


(C)拡張新字体と印刷標準字体


 常用漢字表には「旧字体」と「新字体」がある。新字体は、画数の多い漢字を簡略化したもの。

 この簡略化を、表外字(常用漢字表にない漢字)にまで拡大解釈して適用したのが、「拡張新字体」。


【例6】


●JIS漢字の歴史

 従来、表外字には正字体(康煕字典体)を用いることが、印刷や出版の現場では一つのスタンダードとしてあった。

 デジタル化初期の段階で扱える文字や字体に限りがあり、拡張新字体がJISの規格に大幅に採用される(いわゆるJIS漢字)。文字によっては正字体が使えず、拡張新字体しか選べないことに。

 しかし、情報処理システムは進化・普及して、いまやかなりの数の正字体が使えるようになり、JISの規格も改訂された。拡張新字体はいわば前時代の名残と化して、拡張新字体でなければならない必要性は薄れてきている。


●正字体への変換方法

 (a)Nフォントを使用する。

 (b)字体の設定を印刷標準字体に変更する。

 (c)入力し直す。


 Nフォント……最新のJIS規格に合わせて作られたフォント。「リュウミンPr6N」や「筑紫明朝Pr6N」のように、フォント名に「N」が与えられている。

 印刷標準字体……国語審議会が答申した「表外漢字字体表」(2000年)に示された字体で、最新のJIS規格の基になっているもの。


 ほとんどの拡張新字体は、(a)または(b)によって自動的に正字体に変換できる。

 (a)または(b)で切り替わらない漢字は、拡張新字体と正字体に別の文字コードが与えられており、新たに入力し直す必要あり。


●拡張新字体・俗字体変換リスト

 漢字ごとに、必要な操作を記号で示す。




4.どうする?ファクトチェック──図書館のレファレンスに学ぶ


●図書館司書の技

 事実関係の確認(ファクトチェック)のスキルアップのために、図書館のレファレンス(相談窓口)に学ぶ。


【例7】

日本で初めてラジオで流れたCMは?

 ネットで検索すると、精工舎の「メロディチャイム」とミニドラマ形式の「スモカ歯磨」という二つの説がある。どちらが正しいか?

 全国の図書館に寄せられたレファレンスの事例を集めた「レファレンス協同データベース」に回答がある。


 ・日本で初めてのラジオCMは何か。http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?

 ・レファレンス協同データベースhttp://crd.ndl.go.jp/reference/


 それによると、さまざまな資料にあたった結果、精工舎の時報と考えられることがわかる。

 レファレンス協同データベースでは、図書館司書がどんなふうに調査を進めているのか、プロの技を垣間見ることができる。

 図書館にはほかに、インターネットで利用できる国会図書館の「リサーチ・ナビ」など、さまざまな調べ方の情報がまとまっているページがある。


 ・国立国会図書館リサーチ・ナビ http://rnavi.ndl.go.jp


●ファクトチェックの落とし穴


【例8】

 昭和18年、東京ではバターはもう闇市でも手に入れるのは難しくなっていた。2年前に米と小麦粉が、去年には塩も醬油も味噌も配給制になっていた。


 年表や辞典などで調べると、昭和16年に米と小麦粉、17年に塩・醤油・味噌が配給制になったこと、また、それと併行して乳製品が欠乏していたことがわかる。

 しかし、この部分の事実関係は問題がないとするのは早計。

 闇市が生まれたのは昭和20年の敗戦後で、18年にはまだなかった。→「闇でも手に入れるのは……」が正しい表現。

 何気なさそうな一言に、案外、落とし穴が潜んでいる。


 チェックがすんだ箇所にチェック印を入れていくと、「ここは確認ずみですよ」とわかり、チームワークでゲラを共有するときに便利。

 講談社では、まず確認しなくてはならない箇所にどんどんチェック印を入れていって、あとで確認がすんだら、チェック印の上を閉じて▽にするとのこと。



5.品質保証としての校正──だれのための校正か


●リスクマネジメントの悩み


【例9】

 大きな試練は東日本大震災だった。特に原発の風評被害の影響は大きく、以前の約半分まで売り上げが低下。危機脱出の決め手は、消費者の不安をぬぐい去るために、専門機関に依頼して「検出なし」と表示される5ベクレル以下の製品のみを販売したこと。これが信頼回復を促し復活への道となった。


 これは、東日本大震災後に被災地の商店を応援するパンフレットの記事原稿の一節。

 この記事の校正にあたって、たいへん悩んだ。書かれていることに、まちがいはない。しかし、被災地から遠く離れた読者が読んだときに、「ほんとうは検出されてるじゃないか」「事実をごまかしてるじゃないか」という受けとめ方をされるのではないか。お店の名前を実名で紹介している記事で、お店に対してあらぬバッシングがあってはいけないんじゃないか、と考えて疑問出しをした。

 結果的に、この一節は大幅に書き替えられた。お店が不利益を被らないよう、リスクマネジメントとしてチェックを入れたわけだが、その結果、こういう被災地の現実がいわば揉み消されてしまうことにもなってしまう。それでよかったんだろうか。それ以来、ずっと考えている。


●差別表現にどう対するか


【例10】

 朝からずっと、部屋のカーテン閉めきって、男二人でいったい何やってんでしょうね?

 男同士の愛情というと、なんだかちょっと困りますが(笑)、ここでいう愛情とは同志としての愛なんです。


 これはある講演会の記録で、本題をちょっと外れて、軽いジョークで会場の雰囲気を和らげる場面。

 しかし、もしもこの場の聴衆の中に同性愛の人がいたとしたら、この「(笑)」をどう受けとめただろう。自分以外の周りがどっと笑い声をあげる。その中で、どんな思いがしただろうか。

 読者についても同じ。読者の中に同性愛の人がいたら?

 「この程度の笑いまで禁止されるのか」「自主規制だ」など、さまざまな反論がある。ですが、校正者はいろいろな人のことを考えなくてはならない。そこには、たった一人かもしれない人のことも含まれる。

 差別表現についてであれ、言葉の誤用であれ、校正者が「これはまちがいなので、こう書き直しました」と勝手に決めることはない。あくまでも、「こういうことも考えられますが、この表現でよろしいですか? こうしたほうがよくありませんか?」と確認したり、提案したりするだけ。

 決めるのは、著者であり、編集者。ただ、その答えを出すために、考える材料はたくさんあったほうがよいのではないだろうか。

 だれのための校正か、校正者はいつも問いかけられている。


●車の両輪が目指すところ

 校正には二つの目的がある。一つはリスクマネジメント、もう一つは言葉のエンパワメントである。

 エンパワメント……外側から何か付加価値を与えるのではなく、もともとそのものが持っている魅力や潜在的な力がじゅうぶんに発揮できるよう、援助したり環境や制度を整えたりすること。


 校正において言葉をエンパワメントするとは、例えば、誤字脱字のようなケアレスミスを除いたり、ファクトチェックで事実関係を正確なものにしたり、表記の統一を通してあるべき言葉の姿が立ち現れるようにすること。あるいは、美しく読みやすい文字組で、言葉が生き生きと読者に伝わるよう気を配ること。

 時間も予算も人手もないこのデジタル時代の出版において、「リスクマネジメントとしての校正」と「言葉のエンパワメント」は、切り離せない車の両輪として、作品の品質を高め保証していくことを目指して回りつづける。

(了)



(平成29年10月26日(木)AJEC編集講座での講演より)

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