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基礎から学ぶ編集講座
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第6回編集講座「これだけは知っておきたい!『実用書』作りの基本と秘訣」

開催日:
2015年1月29日(木)
_場:
コミュニケーションプラザ ドットコムDNP2階
_間:
18時30分~20時
_師:
今井 真志(いまい まさし)
受講者:
65名
 
今回の講師は、創業80年をこえて、料理書、冠婚葬祭、育児書、スポーツ書など30ジャンルをこえる実用書を多数刊行されている株式会社西東社の執行役員・編集統括部長の今井真志氏に、具体的な書籍をくつか紹介していただきながら、実用書のプロデュースの基礎を語っていただきました。
 
●まず、実用書の制作において、4つの傾向があるが、大切なのは、A編集力。買い手を意識して、付加価値をプラスする。いつもAを意識に置く。B力のある編プロに任せる。危険なのは、C思いつきの一発狙い、D企画の丸投げや過去の繰り返し。これは売れない。
 
●実用書をつくる4つの原則を知っておく。
  1. 何を作りたいか。読者は何を欲しているか。社会貢献しているか。
  2. 著者名でなく、編集力で売る。
  3. 編集上の面白さがあるか。付加価値をつけられるか
  4. 黒字にできるか、(自社・スタッフ・関連業者・書店が黒字になること)。
●実用書をつくる基本として、
  1. 版元の編集者がプロデュースするのは、人(スタッフ・著者)と金(予算)時間(スケジュール)質(制作プラン)の4つの提案と管理をする。
  2. 制作の流れ。企画→制作プラン(設計図)→外部発注→プロット→契約→フォーマット→執筆→組版…。
  3. 編集者も「売る」ことに全力を尽くす。営業部とさまざまな連携。
●本作りに関して、類書との違いが5つあげられるかどうか検証する。
たとえば、Aという本より、価格が安い、Aが2色だから4色にする…などなど。
 
●講演中、西東社のジャンルの異なる、売れ筋の本を10冊ほど受講者に回覧。本が回った際に、予め配られたレジメに、自分で良否や自分なりの価格を書き入れる工夫がしてある。
『赤ちゃんのハッピー名前事典』は26年前に刊行。195万部。占い関係の著者が書いたそれまでの名づけ本と異なる特徴が売り上げを伸ばした。ほかに『おりがみ事典』が20年弱で30万部。難易度や英語を入れるなどの工夫が受けた。『写真と絵でわかる日本史』は大型本、CG作家によるイラスト、価格の安さが売り上げを伸ばした。園芸書『写真でわかる盆栽つくり』は土から作って撮影しており、3年かけている。園芸書は初版完売しても利益が出にくい。5~10年ロングのスタンスで売る。最初にしっかり作っておけば、改訂してさらに5年。園芸書は中途半端には作れない。

●「ベストセラーはあまり意識しない。売れても10万部。ロングセラーが多い」という今井氏。実用書作りへの熱い意志と努力が、読者にメッセージが伝わる本となっているようだ。




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